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サージ防護デバイス(SPD)






サージ防護デバイス(SPD: Surge Protective Device)は、瞬間的に発生する高電圧からシステムを保護する装置です。特にデータセンターやネットワーク機器では必須となります。
graph TD A[落雷] --> B(SPD) B --> C[機器を保護]
💡 試験ポイント
- 「電源系のセキュリティ対策」で頻出です。
- UPS(無停電電源装置)とセットで覚えると効果的です。
CVP分析(損益分岐点分析)






CVP分析は、売上・費用・利益の関係を整理し、損益分岐点を明らかにする分析手法です。
基本式
利益 = 売上高 - 変動費 - 固定費
変動費 = 売上高 × 変動比率
用語整理
- 売上高 = 単価 × 数量
- 変動費 = 売上に比例(材料費・手数料など)
- 固定費 = 売上に関係なく発生(家賃・人件費など)
具体例
単価 2,000円、変動比率 40%、固定費 600,000円の場合
- 貢献利益率 = 1 − 0.4 = 0.6
- 損益分岐点売上高 = 600,000 ÷ 0.6 = 1,000,000円
💡 試験ポイント
- 「損益分岐点(利益=0)」を問う計算問題で頻出です。
- グラフ問題(横軸=売上高、縦軸=利益)にも注意が必要です。
不正のトライアングル






不正のトライアングルとは、人が不正を行う要因を「機会」「動機」「正当化」の3つで説明する理論です。また、人が不正をするのは 3条件が揃ったときです。
- 機会:内部統制が弱く不正できる環境
- 動機:お金が必要、ノルマが厳しい
- 正当化:「これくらいなら…」と自分を納得
💡 試験ポイント
- 「情報セキュリティマネジメント」「内部統制」の領域で頻出です。
モジュール結合度(強さの比較)






モジュール結合度の強さ一覧(弱い → 強い)
モジュール結合度は、モジュール間の依存度を示す概念です。
| 強さ | 結合の種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| ◎ 弱い | データ結合 | 単純なデータを渡す。理想的 |
| ○ 弱め | スタンプ結合 | 構造体や配列をまとめて渡す |
| △ 中程度 | 制御結合 | フラグで処理を分岐 |
| ✕ 強い | 外部結合 | グローバル変数を共有 |
| ✕ 強い | 共通結合 | 複数のグローバル変数を共有 |
| ✕ 最悪 | 内容結合 | 他モジュールの内部処理を参照 |
💡 結論
→ 「データ結合」に近づけることが理想です。
RAID(ディスク冗長化技術)






RAIDは複数の磁気ディスクを組み合わせて、信頼性や性能を向上させる技術です。
RAID 0〜5 一覧
| レベル | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| RAID0 | ストライピング | 高速 | 冗長性なし |
| RAID1 | ミラーリング | 信頼性が高い | 容量効率が悪い |
| RAID2 | ハミング符号 | 強力な訂正 | 実用性低い |
| RAID3 | 専用パリティディスク | 1台故障OK | パリティ集中 |
| RAID4 | ブロック単位パリティ | 効率的 | 依然パリティ集中 |
| RAID5 | 分散パリティ | バランス良い | 再構築が重い |
RAID 0〜5 のイメージ
RAID 0(ストライピング:高速だが冗長性なし)
Disk1: [A1][A3][A5]...
Disk2: [A2][A4][A6]...
➡ 複数ディスクに分散して保存。高速だけど1台壊れると全滅。
RAID 1(ミラーリング:信頼性◎)
Disk1: [A1][A2][A3]
Disk2: [A1][A2][A3]
➡ 同じ内容を2台に保存。安全だが容量効率50%。
RAID 2(ストライピング+ハミング符号)
Disk1: [Data1] Disk2: [Data2] Disk3: [Data3]
Disk4: [ECC1] Disk5: [ECC2] ...
➡ ハミング符号でエラー訂正。試験知識用。実用性は低い。
RAID 3(ストライピング+専用パリティディスク)
Disk1: [A1][A4]...
Disk2: [A2][A5]...
Disk3: [A3][A6]...
Disk4: [P] [P] ...
➡ パリティを1台に集中。壊れても復旧できるが、パリティ負荷大。
RAID 4(ブロック単位のパリティ)
Disk1: [A1] [A5]...
Disk2: [A2] [A6]...
Disk3: [A3] [A7]...
Disk4: [P] [P] ...
➡ RAID3をブロック単位にしたもの。依然パリティ集中。
RAID 5(ストライピング+分散パリティ)
Disk1: [A1][A4][P]...
Disk2: [A2][P] [A6]...
Disk3: [P] [A3][A7]...
➡ パリティを分散して書き込む。速度・冗長性のバランスが良い。
💡 試験ポイント
- RAID0 = 高速だが危険
- RAID1 = 安全だが効率悪い
- RAID5 = バランスが良く出題頻度も高い
CPUとメモリの速度差






- 主記憶は補助記憶より高速ですが、CPUより遅いため キャッシュメモリ で差を吸収します。
- TLB:ページ表のアドレス変換結果をキャッシュ
- MMU:仮想→物理アドレス変換と保護をハードウェアで実施
その他の用語(暗記用)
- MIPS:毎秒百万命令を処理する性能指標
- ロングテール:ニッチ商品でも多数揃えれば売上になる理論
- アフィリエイト:成果報酬型広告モデル
- オプトイン:利用者が承諾した広告メール
- ドロップシッピング:在庫を持たず直送で販売する方式
CIO(最高情報責任者)
企業における情報システムを統括する責任者です。
- 情報化戦略の立案
- IT活用の促進
- ガバナンスの実施
バイオメトリクス認証
- 本人拒否率(FRR):本人を誤って拒否する確率(低いほど便利)
- 他人受入率(FAR):他人を誤って許可する確率(低いほど安全)
IDS(侵入検知システム)
IDSはネットワークやサーバを監視し、不正アクセスを検知すると通知するシステムです。
💡 試験ポイント
- IDSは「検知」まで
- IPSは「検知+遮断」
メールの宛先
- To:主な宛先(全員が見える)
- Cc:参考送付(全員が見える)
- Bcc:非公開送付(他の人から見えない)
技術経営:イノベーション
プロダクト・イノベーションとは、商品やサービス自体の革新です。また、プロセス・イノベーションとは生産工程や業務プロセスの革新です。
メール関連プロトコル
- SMTP-AUTH:送信者認証
- APOP:POP受信の認証情報を暗号化
- POP3S:POP3をTLSで暗号化
- S/MIME:公開鍵暗号方式を使ったメール暗号化
スタブとドライバ
スタブ:トップダウンテストで使う下位モジュールの代役で、ドライバ:ボトムアップテストで使う上位モジュールの代役です。
ロールフォワード(DB復旧)
障害発生時に、バックアップ+更新後ログを用いてトランザクション完了直後まで復旧させる方法です。
システムの稼働率(直列/並列)






- 直列システム(一つでも停止すると全体停止)
稼働率 = Aの稼働率 × Bの稼働率
一つでも壊れると全体が止まるため、掛け算になります。
- 並列システム(両方同時に壊れた時のみ停止)
稼働率 = 1 - (1 - Aの稼働率) × (1 - Bの稼働率)
両方とも壊れなければ稼働するため、補集合を使います。
例
A=0.99、B=0.98 の場合
- 直列 = 0.99 × 0.98 = 0.9702(97.02%)
- 並列 = 1 – (0.01 × 0.02) = 0.9998(99.98%)
まとめ
- SPD → 電源系のセキュリティ対策
- CVP分析 → 損益分岐点分析
- 不正のトライアングル → 機会・動機・正当化
- モジュール結合度 → 弱いほど良い設計
- RAID → 0=速い、1=安全、5=バランス
- 稼働率 → 直列は掛け算、並列は補集合





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